ツアコンのあなた、そんなことを…の巻
2016年05月18日
Ciao! あこさんの “ちょっと聞いてよ!”
ツアコンのあなた、そんなことをおっしゃるのね…の巻
Puglia(プッリャ) 州の州都Bari(バーリ)発
”旅行会社のツアコンが嘆いています”
『1日当たりの宿泊料が500ユーロ(約62,500円)のリゾート地から
移民達を遠ざけない限り私たちは旅行客を失ってしまうだろう…と。』
これはプッリャの旅行会社(54社)と航空会社(31社)が
一緒になってBariの空港で行ったワークショップで出された主張です。
その意味は、移民たちをもちろん喜んで受け入れるけれど、
高級リゾート地からは離れてもらわなくてはならないということなのです…。
”プッリャ州は移民による非常事態に動き始めております”
『バルカン半島からやって来る移民たちの受入れ施設を
高級リゾートホテルの近くに置かない試みが必要。
さもなければ旅行客達も1度はこのリゾート地に泊まるかもしれないが、
再びこのお客達がお友達を連れて訪れることはないだろう…。』
かつてプッリャにアルバニア人の移民を乗せた船が上陸してから20年が過ぎ、
移民たちがやって来ることにはすっかり慣れっこになっている…
そして、プッリャはイタリア人海水浴客からは全く人気のない観光地だったのだが、
今ではすっかり海のリゾートナンバーワンの観光地に変貌を遂げたのです。
したがって、この観光客たちを十分に満足させなければ州の繁栄はない…
決して移民達を受け入れたくないということではないのだと強く主張しております。
また、移民たちの受入れ事業を背景に仕事を得たり
ビジネスチャンスを手にしてて暮らしている人たちがいるのは重々承知だけれど、
プッリャは高級リゾート地としての成功を収めていきましょうと…
どちらを優先させる方が良いかよく考えてみてねっていう提案らしいよ!
イタリアらしいのかな…
日本人にもあるかなぁ…こういう発想って?!