親愛なるイタリア様、私は旅に出ます…の巻
2016年08月09日
Ciao! あこさんの “ちょっと聞いてよ!”
親愛なるイタリア様、私はあなたを残して旅に出ます…の巻
お暑うございます!
あこさんは暑いのが苦手(―_―)!! ナメクジに塩かけた状態になっとります…
さて、今回は少し昔のイタリア発:海外移住の記事がありましたのでご紹介してみます(^_-)
CC0 Public Domain Alexas_Fotos
ところで…。
昔むかし、狩人という兄弟デュオがおってなぁ、
あずさ2号という名曲を残したの覚えておられる方も多いのでは…
1977年のことじゃぁ。
この曲でサンレモ音楽祭にも出場したほどの名曲中の名曲。
(サンレモ音楽祭:イタリア・リグーリア州のサンレモで開催されているポピュラー音楽の音楽祭)
当時を懐かしみたい方、誰や?そんなん知らんでぇ~!という方、
⇓ 見てみてね。
あずさ2号/狩人
ちなみに、歌詞はこんな感じ
【あずさ2号】
歌手:狩人
作詞:竜真知子
作曲:都倉俊一
明日私は旅に出ます あなたの知らないひとと二人で
いつかあなたと行くはずだった 春まだ浅い信濃路へ
行く先々で想い出すのは あなたのことだとわかっています
そのさびしさがきっと私を 変えてくれると思いたいのです
さよならはいつまでたっても とても言えそうにありません
私にとってあなたは今も まぶしいひとつの青春なんです
8時ちょうどのあずさ2号で 私は私はあなたから旅立ちます~
さて、話を戻して海外移住。
イタリアはその昔多くの祖先が海外移住の旅に出ました。
そして今日、その習慣が思った以上にイタリアでなお一層広がっているんです。
ずっと以前、イタリア移民は特にドイツ、オーストラリアそしてアメリカ合衆国へ向かいました。
では、今日では他国に移住することを決めたイタリア人はいったいどこをめざすのでしょう?
そしてなぜ彼らは移住をするのでしょう?
最近の調査によると、
四百万人以上のイタリア人が海外で暮らしており(家族滞在100万人以上)
そして、このうち半分以上(52.8%)が南イタリア地方や島から出発しています。
(ちなみにシチリアからが第1位で17%。)
その他32%が北イタリアからで、15.2%が中央イタリアから出発しているそう。
(南に住んでる人たち、海もきれいで魚介類うまいし、なんでだろ~ なんでだろ~ ななななんでだろ~)
イタリア移民の目的地を見てみると、
やはりヨーロッパが多く(40.3%)、特にドイツ、スイス、フランスや英国を選んでいます。
ヨーロッパ共同体以外の国で、
大勢のイタリア人を見つける事が出来るのは
アルゼンチン (15.8%)
ブラジル (7.1%)
アメリカ合衆国(5.2%)
では、海外移住して、どのような仕事に就いているのでしょうか?
一般的に共通のイタリア人のイメージでいくと、
イタリア人はピザ店で働いたり、レストランやファッション業界なんかで働くのかと思いきや、
いやいやどおして、働く業界はもっと様々なんです。
財界から建設業界まで、商業からジャーナリズム業界まで、さらには政治の世界まで。
今日、イタリアから移民してきた人たちのおよそ半分は40歳以下でその大部分は25歳以下なんです。
CC0 Public Domain juliacasado1
では、どうして若者世代の人々が現在でも自分たちの愛する国イタリアを置き去りにして、
外国に引っ越したいという動機をもっているのでしょうか?
主に4つの理由があるように思われます。
※まず、よく聞かれるところの若者たちは仕事を求めにイタリアを離れる。
※2番目に、それぞれの恋愛事情の中で個人的な動機から。
多くの若者は、パートナーの後を追って外国に移住をすることになります。
それだけではありません。
彼ら若者の中には、イタリア社会の偏見から逃れるために引っ越しをする人たちもいます
概してゲイであったり、シングルマザーであったり。
彼らがより公平に彼らの必須条件の中での生活ができるのは、
たとえばロンドン、ベルリンあるいはパリといった場所でそこに移動するのです。
※3番目の動機は、勉強との関係です。
多くの学生は外国で修士課程あるいは博士課程に通うことを決めます。
なぜなら、外国ではこれにかかる税金が安く、
勉強する者たちのためにより良い便宜が供与される環境があるからなのです。
※4番目の動機は、若者の多くはイタリア社会に不満をもっていることに関係があります。
新しい世代の人々は仕事の世界で特に官僚主義や給与体系について、
能力主義が実施されていないことに不平不満をもっています。
実際多くの若者はイタリアで仕事を見つけるためには、優秀で経験を積むことよりも、
むしろ誰か権力を持っている利用価値のある人を知っていることのほうがより重要である。
と考えているのです。
要するに彼らイタリアの若者にとっては、
外国は今日さらに個人の実現の機会を提供するものと考えられているのです。
CC0 Public Domain Alexas_Fotos
ほほぉ…なるほどね、、、、日本良いとこ一度はおいで!!
待ってるでぇ~!!