イタリアの黒いパンの巻

2016年05月01日

Ciao!　あこさんの　“ちょっと聞いてよ！”

イタリアの黒いパンの巻

わたくし、あこさんはパンが好き！

知らない街でパン屋さんを見つけると入らずにはいられない…

パン屋さん

CC0 Public Domain JULIENDavid

今日はイタリアで最近ブームの黒いパンについてのお話よ～ん！

“黒い”って言っても半端なく黒いのよ、
松ヤニのように、外側も内側もみ～んな激しく黒くて、
溶岩石と見間違えるくらいなの！　

レストランでは、ハンバーガーを作るときも、自慢のピザを作るときでさえも、
バールでは、甘～いコルネやパニーノにもこの黒パンを使うんですって！

黒い色の正体、いったい何だと思う？

イカ墨って思う人、相当グルメってるわね～

粉の種類かって？　全粒粉とか？　違うんだな～

その正体は、植物（大抵はポプラ）からとった炭なのよ！

酸素のない状態で高熱で焼かれた木材の残り物がこの黒ちゃんの正体でした！

お値段の方は、当然手がかかるだけに普通の白いパンよりお高いのね！

ちょっと別の視点からみてみると、

イタリアって食品添加物や着色料の含有量について厳しい規定があるのね。

だからその筋の方々の中には、この黒ちゃんをパン作りに利用するなんて、
健康に悪いんじゃないかとか発癌性が高いんじゃないかとか、
いろいろおっしゃるわけ…

でも、それを裏付ける検証データがあるわけでもなく、
パンにこの黒ちゃんを使う量ったら、本当に僅かなのよ。

だから物珍しいものが大好きなイタリア人はユニークなこの黒いパンを買い求めるの。