ミラノ 新車両完全ノックアウトの巻
2016年05月03日
Ciao! あこさんの “ちょっと聞いてよ!”
ミラノ 新車両完全ノックアウトの巻
日本には、たくさんの鉄道マニアがいるよね~
ひょっとしてあなたも鉄男君や鉄子ちゃんだったりして…
電車萌え~っ(*^_^*)
CC0 Public Domain Didgeman
鉄道マニアのジャンルって結構細かく分かれているらしいよ!
例えば:
列車の写真を撮るのが好きな “撮り鉄”
列車に乗るのが好きな “乗り鉄”
列車の走行音や駅の発車ベルなどを録音する “音鉄”
鉄道模型を集めたり作ったりして楽しむ “模型鉄”
廃線間近の路線や廃止間近の列車に乗る “葬式鉄”
そしてなんと列車の備品を盗む “盗り鉄”なんていう
やんちゃな鉄道オタクまで…(^^ゞ
今回は、ミラノで起きた電車あらしのお話!
被害にあったのはTrenordという鉄道会社
(日本でいうJRみたいなもの)が供給している線です。
1/22花金の夜から1/23土曜の朝にかけて心なき乱暴者によって、
サービスを開始してたった5日しかたっていない
ピッカピカの列車3編成のうち2編成が
引用元:http://www.quickiwiki.com/it/Trenord
めっちゃくちゃにされちゃいました!
ひょえ~っ!
どんなふうになったかというと、
1つは完璧にペンキで塗りたくられ、
もう1つは運転席の扉を根こそぎ引っこ抜いてったんだよぉ…
引用元:http://www.quotidianopiemontese.it/2016/01/24/180855/#_
その2本の列車は夜の間Pavia駅とAlessandria駅に停車していて、
朝の運転に備えていたところの出来事。
Trenord社にしてみれば、
ますます頻繁に起きているこのような重大な犯罪行為に、
莫大なコストはかかるし新しい列車を供給すれば
すぐこのありさまで迷惑しきりってわけ。
さらに新しい列車を何年も待ち望んでいた利用者の人たちにとっても
かなりのダメージだったのよね…
心なき乱暴者たちは、Trenord社、その株主そしてロンバルディア州が
鉄道サービス向上のために列車の本数を増やそうと
必死の努力をしていることに対してこんなにもひどい暴力的行為をしたってこと、
わっかってなさすぎ!
Trenord社はこの特定できない無名の悪者たちを告訴することにしたそうです。
ところで、2015年にTrenord社が保有する全列車について、
どれくらいの落書きや被害があったと思う?
落書きについては、153,000㎡!
東京ドームのグラウンドをすべて落書きで埋め尽くしたとして
約11,770グラウンド分です!
あちゃぁ…
そして、一週間あたり100個も壊された車窓を直さなければならない状況です。
このTrenordへの破壊的行動に対する修繕費用ってどれくらいなんでしょ…
なんと、1年につき800万ユーロを超えています(10億円以上!)
本当に大変…
日本にも落書きで被害を受けているところはあるけど、
ここまでの話は聞かないよね…
ミラノにも鉄道マニアが増えて、みんなで萌え~ってならんもんかねぇ…