賃貸不動産知識①住まいを借りる前に…。
2016年11月01日
☆たっちゃんの知恵袋☆
賃貸不動産知識 ① 住まいを借りる前に知っておいた方がよいこと
CC0 Public Domain Ramdlon
自分が初めて一人暮らしのために部屋探しをした時の事ですが…。
お店の前に掲示されていた募集図面を見て、とりあえず入った不動産屋で、
いろいろな物件を紹介してもらった挙句、初期費用の高さに驚いたりして…。
貯金が心許無いので、時期を改めて探し直した事がありました。
『木を見て森を見ず』なんてことわざもありますが、
住みたい部屋のことだけでなく、住み始めるまでの流れを把握している事も大事ですね。
事前の準備・理解が大切だと思いました。
さて、『住まいを借りる前に知っておいた方がよいこと』とはどんなものでしょうか?
知識が多いことに越したことは無いのですが、まず大事なことは…。
住まいを借りるまでの全体像(流れ)を知っている事。
まずは、あなたが賃貸物件を探し始めて、借りるまでの全体の流れを見てみましょう。
全体像を知っていれば、どのタイミングで何をするのかが分かり、
余裕を持った準備や行動で、スムーズに新しい暮らしを迎えることが出来ます。
新しい暮らしに向けて その1【希望条件をまとめる】
1.希望条件をまとめる
あなたの希望条件をいろいろ考えてみて…。
その中で「最優先するもの」「譲りたくないもの」「妥協できるもの」など、
優先順位を決めて整理しましょう。
すべての希望を満足させる物件を見つけることはなかなか難しいです。
どのような条件を優先するのかを決めないと…。
いつまでたっても物件を決められなくなってしまいます。
考えておきたいポイントは、
入居時期・住みたい地域、環境・お部屋のタイプ・間取、広さ・設備・ペット飼育など
関連ブログ記事:いつ引っ越すの?今じゃないかも
関連ページ :よくあるご質問 ”賃貸物件探しについて”
新しい暮らしに向けて その2【予算を決める】
2.予算を決める
毎月支払う、賃料・管理費などの合計。
(目安として、月の収入の3割程度)
そして、
契約時に必要な初期費用をいくらまで用意できるか。
(目安として、賃料の5~6倍)
毎月の予算と、契約時の予算の目安を立ててください。
家賃の理想家賃は、
手取り収入の30%程度に抑えておくことが賢明です。
あなたの収入・貯蓄額から無理のない範囲で考えてください。
新しい暮らしに向けて その3【賃貸のお部屋を探してみる】
3.賃貸のお部屋を探してみる
今は、お手持ちのスマートフォンやPC。
または不動産情報誌などから、
自分で希望条件に合うお部屋探しが出来ます。
あなたの希望予算・条件に近いお部屋があるか探してみましょう。
オススメリンク:http://www.athome.co.jp/ 不動産情報サイト アットホーム
さて、探してみると…。
・希望する条件が全て合う物件が少ない。
・条件を満たすと、予算をオーバーしてしまう。
など…。
【今、賃貸募集が出ている物件】と【希望条件と予算に合う物件】が、
うまく噛み合わない場合もあります。
その時には、希望条件と予算の見直しをして探し直す必要があります。
自分で見直すのも大事ですが、知識と経験のある人に相談すると、
より良い物件にめぐり会えると思います。
新しい暮らしに向けて その4【不動産会社に相談してみる】
4.不動産会社に相談してみる
いままでの、その1~3を自分一人で考えるのが不安だったり、
面倒だと思う方は、最初から不動産会社の人に相談して、
一緒に考えるのも良いでしょう。
また、
自分で探して気になったお部屋の情報をいくつか担当者に提示すれば、
どのようなお部屋が良いのか、相互の理解がスムーズになります。
ティエラへのご相談は、お気軽にどうぞ。
赤坂のオフィスへのご来店。(ティエラ オフィス詳細はこちら)
また、ご希望があれば、あなたのご希望の場所での出張相談も致します。
ティエラへ相談:お問い合わせはこちら
関連ブログ記事:お医者さんと不動産屋さんの似ている関係
関連ページ :よくあるご質問
新しい暮らしに向けて その5【賃貸物件のお部屋を実際に見てみる】
5.賃貸物件のお部屋を実際に見てみる
インターネットでの物件情報や、
不動産会社の人から提示される募集図面を見て、
気に入った物件があったら、実際に現地を見に行きましょう。
図面や情報だけでの判断ではなく、
実際に見て感じる印象の良し悪しは、とても重要です。
あなたにとって最良なお部屋を見つけるためには、
情報や募集図面を見て、あまり好印象ではないもの等、
いろいろなタイプのお部屋を実際に見ることをオススメします。
いがいと気に入る部屋に出会えたり、比較対象として判断材料が増えるので、
希望条件を再検討出来たり、申込む部屋を納得して決められます。
新しい暮らしに向けて その6【入居申込をする】
6.入居申込をする
住みたい部屋が見つかったら、入居申込を書面でします。
賃貸物件への申込は基本的に早い者順です。他の方が先に申込んでいると、
あなたの入居審査は後回しになってしまいます。
住みたいお部屋が決まったら、即申込書を出せるように事前に準備しましょう。
主な入居審査書類:入居申込書、身分証明書、在籍証明書、収入証明書など
関連ブログ記事:信用を得る事は、手間が掛かります。
新しい暮らしに向けて その7【入居審査対応をする】
7.入居審査対応をする
審査時に必要な書類の提出をして、審査結果を待ちます。
その際に、審査をしている者から入居申込の意思確認のために、
申込者・連帯保証人の方に電話での連絡もあります。
親御さん等、連帯保証人をお願いする方には事前にしっかり状況報告をしておきましょう。
また、審査状況により追加で書類の提出物が増える場合もあります。
※審査が終わって、入居が決まったら引越準備も進めましょう。
新しい暮らしに向けて その8【契約条件・重要事項の説明を受けて契約を結ぶ】
8.契約条件・重要事項の説明を受けて契約を結ぶ
入居審査が無事に終わったら、いよいよ契約です。
契約時に必要な書類・初期費用の確認をして用意しましょう。
仲介をしている不動産会社等のオフィスで、
契約条件・重要事項の説明を受けて契約を結びます。
主な契約時必要書類:住民票、身分証明書、印鑑、印鑑証明書など
新しい暮らしに向けて その9【契約した部屋の鍵を受け取り、現況を確認します】
9.契約した部屋の鍵を受け取り、現況を確認します
契約後、鍵の受け渡しを行います。
説明を受けたものと、現地の現状に違いがないか確認をします。
もし、部屋の設備・建具・壁・床などに
不具合や傷などが見つかった場合は、管理会社へ連絡します。
(引越作業を始める前にしっかり確認しましょう。)
新しい暮らしに向けて その10【さあ、いよいよ新しい暮らしが始まります】
10.さあ、いよいよ新しい暮らしが始まります
快適な暮らしが出来るように、引越作業と各種手続きも抜かりなく。
明かりがつかない、お水が出ない。なんてことにならないように。
最初が肝心ですからね。
ここまで大変だったり、面倒なこともありますが、がんばりましょう!
私達不動産会社の者も全力でサポート致します。
そして楽しい毎日をお過ごしください。